百間排水口の木製水門を改修しました

 水俣市にある百間排水口で、水門の改修工事を行い、高耐久処理を施した木材によって再整備しました。


百間排水口は、水俣病の原点の地として知られています。かつて、この排水口から工場廃水が海へと流れ出し、水俣病の発生につながりました。

今回、腐食が進んだ木製水門を撤去するにあたり、「この地の象徴として水門を残してほしい」という関係団体からの強い声がありました。
その思いを受け止め、安全性と耐久性を両立させた改修を目指し、環境にもやさしい木材保存処理剤 ACQ(アルカリ性銅四級アンモニウム化合物)を使用した木材を採用しています。

歴史と記憶を未来へつなぐために、環境への配慮とともに、水門の姿を守りました。





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